ホームホスピスとは
ホームホスピスは、2004年 宮崎県「かあさんの家」から始まりました。
「ホスピス」とは、死に直面している方やその家族に対する温かなおもてなしの心。
「ホーム」とは、その時間を過ごす場所として最もふさわしい居場所。
「ホームホスピス」は病を持ち、障がいと付き合うようになっても、その人らしい生活が尊重され、また日々の生活を大切にする「家」として全国に約30軒が活動しています。
ホームホスピスは、介護保険制度の枠を越えた場所であるため、介護度や年齢の制限がありません。
介護保険の適用を受けている方が利用できる特別養護老人ホームや有料老人ホームとは違い、ホームホスピスは明確な行政的な定義がありませんが、個人の家のように一人ひとりが介護保険のサービスを利用していただけます。
ホームホスピス ふさの家では、穏やかな毎日があり、ゆっくりと時間が流れていきます。
ひとり暮らしが困難になった方・医療的ケアの必要な方・大規模な施設になじめない方など、ご縁あって友となった5名ほどで暮らす家です。
さまざまな不安や困難を抱えた方が、最期までその人らしく自分の望む生き方ができるよう、スタッフが家族に代わってお手伝いさせていただく家です。
自宅にいるように穏やかな時間が過ごすことができ、時には家族も泊まれて、必要な時には医療保険や介護サービスと連携する家です。
ふさの家は、決して死を待つ家ではありません。「家」という安心できる居場所で、今まで過ごした人生を大切にし、今までの暮らしを継続し、ご家族の方々と最期まで生きることを支えるふさの家でありたいと思っています。
その延長線上に看取りがあり、今を生きるご家族の方々へとつないでいきたいと考えています。