Yさんの娘さんが遠方より帰阪されました。
写真でお部屋を飾られたかったそうで、寝息を立てて気持ちよさそうに眠られている横で、
また目覚められ、ベッド上で端坐位(腰かけること)になろうと頑張っている姿を見守られながら、写真の整理をされていました。
昭和初期、洋服姿でカタカタを押されている幼い頃。
かっこいいご主人と着物姿が素敵な結婚式のおふたり。
大勢のお孫さんとの写真。
壁いっぱいにセンス良く飾られました。
Yさんが最初に見られたときは、顔を近づけて、じっと見られ、「あはっ」と笑顔を見せてくださいました。
写真の整理の後は、お母さんの足を夜中ずっとさすられ、
「母さん、また来るからね」と翌朝、ふさの家をあとにされました。